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黒砂糖の4つの栄養素の効果と効能が凄い!

黒砂糖は糖分以外にも多くの栄養素と成分を含み、さまざまな効果や効能が得られる砂糖であることは案外知られていません。

上白糖、グラニュー糖、和三盆、ザラメ糖、三温糖、赤砂糖等と同じ砂糖の一種であり、原料はサトウキビで日本国内において主なサトウキビの生産地である沖縄や鹿児島の離島での生産が盛んです。

また、沖縄黒糖や奄美大島から大島糖などが黒糖と呼ばれ、この黒砂糖や黒糖を煮詰めたものが黒蜜になりさまざまな菓子類、和菓子に使われますし、沖縄ではがじゃ豆、ちんすこう、ちんびん、サーターアンダーギーなどにも使われます。

サトウキビ畑

この日本国内では沖縄の特産品とも言える黒砂糖には甘みを感じる糖分だけでなく非常に多くの栄養成分が含まれており多くの効果、効能を持ち健康に役立つと言われていますので、それら黒砂糖の栄養素に秘められた働きやカロリー量、摂取方法など黒糖に関しての全てを確認して行きたいと思います。

目次

黒砂糖とは?精製糖とは違う豊富な栄養成分が特徴

ポイント

黒砂糖はサトウキビのしぼり汁を加熱、濃縮したものであり糖分の分離精製していない特徴を持ちますが、一方で精製糖はザラメ糖、車糖、加工糖、液糖、白双糖、中双糖、グラニュー糖、上白糖、三温糖、角砂糖、氷砂糖などに挙げられるように不純物を取り除く工程を経ており、その際に多くの栄養素が失われてしまっています。

その為に他の砂糖には含まれない栄養素を含み含蜜糖とも呼ばれていますし、独特の味わいや深みを持つことで人気です。

また、カリウム、鉄、カルシウム、亜鉛、ミネラル類等を豊富に含む為、これらの栄養成分が不足しがちな習慣を持つ方や食生活の乱れている場合、疲労や塩分過多など黒砂糖のさまざまな効能が病気の予防や改善に効果が高いと言われています。

カルシウムは子供の骨の成長に重要ですが、アルギニンは子供の身長を伸ばす際に重要ですのでアルギニンを含む食べ物の効果と効能も合わせて確認しておくといいでしょう。

これら黒砂糖に含まれる主要栄養成分の働きを確認して行きましょう。

黒砂糖のカロリー量は?大さじ1杯辺りでどの位なのか?

黒砂糖は飴、かりんとう、黒糖キャラメル、黒糖蒸しパン、ようかん、ういろうなどさまざまなお菓子や食品に使われている人気の素材です。

砂糖の一種であり糖分の取りすぎはダイエットの敵とも言われていますので過剰に摂取することには注意が必要ですが、黒砂糖に含まれるカロリー量はどの位なのでしょうか?

黒砂糖100g辺りで354kcalになりますので、大さじ一杯辺りで換算すると15g程度で53kcal程度、小さじ5g辺りで18kcalになります。

黒砂糖のカロリー(kcal) 100g 大さじ(15g) 小さじ(5g)
黒砂糖 354kcal 53kcal 18kcal 上白糖 384kcal 58kcal 19kcal はちみつ 294kcal 44kcal 15kcal チョコレート 587kcal 88kcal 29kcal

豊富なカリウムを含み、むくみ対策や過剰塩分の排泄に効果的

黒砂糖には非常に多くのカリウムが含まれています。含有量は100g辺りで1100mgものカリウムを含み、きび砂糖、甜菜糖、和三盆、上白糖などとは比べ物にならない位の含有量になっています。

  • アボカド 720mg
  • バナナ 360mg
  • かぼちゃ 480mg
  • 木綿豆腐 140g

カリウムの効能は体内の過剰な塩分の排出を促すことで高血圧の予防やむくみの予防の効果があります。現代の食生活は過剰な塩分を摂取しやすい環境が多くなってきていますので、日頃の食生活の中で塩分の摂取が多い場合などは意識的のカリウムを摂取することが望ましいでしょう。

しかし、高血圧などの持病や症状が無い場合には適度な塩分は健康を維持する上でもとても大切だとも言われており、冷え症の予防や症状改善、血液の流れの促進、免疫機能の向上など適度な塩分は健康にとって欠かせない面があることも理解しておく必要があるでしょう。

ただ体を冷やす効果を持つと言われるカリウムは夏に旬を迎える食品や野菜、果実などに多く含まれることが多く、スイカやきゅうり、ナスなども多くのカリウムを含んでいますし、沖縄もご存じのとおり暑い地方、地域ですのでカリウムを多く含む黒糖を日常的に摂取する習慣は暑さをしのぐ知恵の一つです。

夏場にカリウムを多く含む黒糖、黒砂糖を使ったお菓子や飲料を楽しむことは冷涼対策にもつながりますし、私が2カ月に一度程度で定期的に購入している黒砂糖はこちらの琉球黒糖で、2コセットだとちょっとお得です。

鉄分は血液、赤血球の材料に!ヘモグロビンを構成する

黒砂糖に多く含まれる鉄分は通常は体内には3~4g程度あると言われています。この鉄分は血液中の赤血球、ヘモグロビンの材料となる為非常に重要な栄養成分でもありますし、あこれらが血液を通して全身に運ばれることで健全な健康体を維持しています。

鉄分の摂取には食べ物や飲み物、サプリメントなどさまざまな方法がありますが、日常生活の中のレシピに鉄分を多く含む食材と取りれる手間を考えると、簡単に摂取できる黒糖は理想的な食材と言えるでしょう。

沖縄地方の長寿の理由の一つとして挙げられるのが黒砂糖の日常的な摂取が挙げられますが、こうした鉄分やカリウムのこまめな摂取が理由ではないかとも言われていますし、九州の黒糖や黒蜜、生姜などを使った生姜黒蜜

では、深い味わいと黒糖と生姜のパワーで冷え症の改善や老化防止、ダイエットなどに役立つとされます。

さらには、活性酸素の除去や免疫向上などの効能を持つ鉄分(ヘム鉄、非ヘム鉄)は黒糖に限らずとも、ビタミンCや動物性のたんぱく質など相性がいいとされる食材と共に食生活に取り入れたい栄養素と言えるでしょう。

  • 豚レバー
  • ワカサギ
  • いわし
  • 牛もも肉
  • 高野豆腐
  • ほうれん草

カルシウムは子供の成長や妊婦さんに特に重要

母親

カルシウムを含む食品とと言うと牛乳、魚、チーズなどですが、牛乳に含まれるカルシウムは人に合わない、吸収がされないとの意見もあります。

その為他の食品からの摂取が求められますがサプリメントの利用なども簡単な方法の一つと言えるでしょう。

特に子供の成長期には骨格や骨、髪の毛など人体のさまざまな成長にカルシウムは必要になってきますし、精神的な安定などの効果もある為に適切な摂取量をとりカルシウム不足に陥らない様にすることが大切です。

黒砂糖には実に多くのカルシウムが含まれていますので、飲み物などに混ぜて簡単に取らせることが可能な手軽さを考えると、牛乳や紅茶、ヨーグルト等と黒砂糖を合わせることで簡単に豊富なカルシウムの摂取が行えますので育ち盛りの子供には良い方法でしょう。

  • 黒砂糖 240mg
  • 桜えび 690mg
  • プロセスチーズ 630mg
  • 煮干し 2200mg

因みに一日当たりのカルシウム摂取量の目安は成人男性が600~650mg、女性が600~650mg程度と言われています。殆どの場合摂取量に達していないと言われていますので、意識的にカルシウムを多く含む食品の摂取が求められますので不足しがちなときは成長サプリ

の活用も検討しましょう。

亜鉛も子供の成長に重要な効果が高い!牡蠣や肉類、昆布に多い

黒砂糖に多く含まれている亜鉛はカルシウムと同様に子供の成長に欠かせない栄養成分です。また胎児の発育にも重要な役割を持っていますので、妊娠時の妊婦さんには欠かせない必須栄養素ですし、亜鉛を手軽にとれる黒糖は便利な食材と言えるでしょう。

亜鉛の効果として挙げられる物には免疫力の向上、アルコール分解、胎児の発育促進、精力促進や増強、精子の生成、免疫力の向上、月経の乱れ、卵子の老化防止などが挙げられます。また髪の毛や爪などへの影響もあり、欠乏するとこうした個所にさまざまな症状が現れると言われています。

亜鉛は多くの重要な効能を持ちますが過剰摂取による副作用としてさまざまな症状が現れることがありますので注意が必要です。

  • 下痢
  • 頭痛
  • 貧血
  • 嘔吐

これらは他の栄養素の過剰摂取時にも起こりえる症状ですので、偏りのないバランスのとれた食生活が望まれます。

亜鉛を多く含む食品としては黒糖以外にも多くあります。

  • 牡蠣
  • 牛肉、鶏肉、豚肉、レバー
  • 海藻類(のり、昆布、わかめ、ヒジキ)
  • 納豆
  • ブロッコリー

ミネラル類、ビタミン類も豊富!黒砂糖は奥が深い

黒砂糖は多くの菓子類に使われていますが、これらを摂ることで黒糖に含まれる豊富な栄養素を摂取することが出来るのは非常に良い効果を生みます。

通常の砂糖では得られない栄養素ですので積極的に黒砂糖を使ったお菓子やレシピを生活の中に取入れることをお勧めですし、まんじゅう、ぽっぽ焼き、那智黒、水無月、黒棒、朝鮮飴、春駒、一口香など各地方にさまざまな菓子がありますので楽しむのも良いでしょう。

上記で挙げたカリウム、カルシウム、鉄分、亜鉛などの主要な栄養成分のほかにも他のミネラル類やビタミン類、葉酸、マグネシウム、鉄分、パントテン酸、ビタミンB6など豊富に含まれていますので、黒砂糖に変更できる部分は変更し積極的に摂取する習慣は健康管理にもつながります。

以下では黒砂糖の主要4成分以外の栄養素とその効能、効果を確認していきますが、すでに述べた私が一押しなのがこちらの琉球黒糖です。

黒砂糖には葉酸も豊富!妊婦に必須と言われる葉酸の効能とは?

黒砂糖には白砂糖には含まれないさまざまな栄養素が含まれて居ますが葉酸もその一つです。この葉酸は造血作用があり補酵素として働く特徴をもち、特に妊娠時、中でも妊娠初期には葉酸の摂取が必須との言われる栄養素です。

これは葉酸が妊娠初期に行われる胎児の発育に大きな影響を持っているからであり、この時期に母体または胎児が葉酸不足に成ることで発育異常や無脳症などに繋がる恐れがあると言われ産婦人科などでも葉酸の摂取が薦められます。

また妊娠初期に同じく注意したいのがアルコールの摂取です。これは妊娠初期と言うより受精前後のアルコールの摂取が胎児への悪影響が大きいと言われることであり、新たな命を育むには細心の注意が必要だとの意識を持ちましょう。

以下が葉酸を多く含む食べ物です。

  • ブロッコリー
  • 鶏レバー
  • 枝豆
  • のり
  • 納豆
  • ウナギ

マグネシウムは筋肉、神経の正常化に酵素の活性化

黒砂糖に含まれるミネラル分であるマグネシウムは体内では主に骨に蓄積する特徴を持ち、筋肉の働きや神経の働きを正常に保つ重要な役割、効能を持っています。

またマグネシウムは骨を形成する重要な構成物質でもありカルシウム、リンなどと共に骨格や歯の形成にとっても重要です。特に成長期の子供や老齢期の骨粗鬆症になりがちな年代にはカルシウムやリンなどとあわせてのマグネシウムの摂取が求められます。

ただ過剰に偏って摂取することは問題も多く、カルシウム2に対しマグネシウム1程度が理想的な摂取割合と言われています。黒砂糖にはカルシウムを初めとするミネラル分が抱負に含まれていますので、通常多く使われる白砂糖には無い栄養素の摂取を合わせて行えるなど健康に良い効果をもつ砂糖と言えるでしょう。

糖分を摂取した時のこれら栄養素の働き、効能を非常に大きな役割を持っているのが黒糖をおすすめする理由の一つだとも言えるでしょう。

  • そば
  • 絹ごし豆腐
  • ほうれん草
  • バナナ

最近は女性の筋トレが人気ですが、本格的に取り組み筋力アップをこころがけるならこちら

がおすすめです。

黒砂糖にはパントテン酸も豊富!代謝の向上に効果的

黒砂糖には多くのミネラル類と共にビタミン類も含まれています、中でもパントテン酸はさまざまな食材に含まれる栄養素でもありますが、黒砂糖、黒糖にも多く含まれて居ます。

このパントテン酸には脂質や糖質の代謝に関わる働きを持ちエネルギーの代謝とても重要です。水溶性のビタミンであり水に溶けやすい性質を持ちますので、摂取する際は生のまま、もしくは溶け出した水やスープごとの摂取が必要ですが、幅広い食材に含まれることから意識しなくても摂取しているのがパントテン酸とも言えるでしょう。

味噌汁、スープ、鍋や煮物などさまざまな料理、レシピでの摂取が行える点も簡単に摂取出来るビタミンともいえますが、黒砂糖にもパントテン酸が含有されていますので代謝の向上効果が期待されます。

パントテン酸を多く含む食べ物。

  • アボカド
  • 納豆
  • 鶏レバー
  • たらこ
  • いくら
  • 干ししいたけ

黒砂糖にはビタミンB1も豊富!その効果と欠乏症の症状とは?

黒砂糖に多く含まれるビタミンB1は貧血予防や滋養強壮、疲労回復などに効果を持ち、疲れやストレス対策にも効果があり精神的な安定にもつながる栄養素です。

補酵素として糖質の代謝に関わる働きをもつビタミンで、糖質を水と二酸化酸素に分解する際にエネルギーが発生する際にビタミンb1が重要な働きを持ちますし、干しそば、豚ヒレ肉、豚ロース、ささみ、うなぎの蒲焼、そば、オクラ、にんにく、ぶり、まぐろなどの幅広い食べ物に含まれる栄養素です。

ビタミンB1は他にも神経組織の働きの正常化や体内でリン酸と結合しTPPとなるなど幅広い効能を持ちますが、不足状態に陥ると糖質の代謝異常、脚気、倦怠感、疲労感などの症状が現われますので注意が必要です。

逆に過剰症の心配はほぼありませんが、黒砂糖に含まれるビタミンB1の摂取でこれらの効果につなげることが可能ですし、にんにくなどのアリシンと結合してアリチアミンとなり疲労回復作用が長持ちするなどの効果もみられます。

ビタミンB2は欠乏症で口内炎などの症状が!その効果を確認

ビタミンb2も黒砂糖に多く含まれるビタミンで補酵素として糖質や脂質の代謝に関わり、全身の細胞の成長と再生に役立つ栄養素です。

ビタミンB2は糖質、脂質、たんぱく質からのエネルギー生産経路で働きますし、子供の時に不足すると成長障害がおこりますので適切な摂取を心がける必要の高いビタミンで、ウナギ、レバー、ハツ、卵、納豆などに多く含まれます。

ビタミンB2はエネルギー消費量が高いと必要量が上がる為、ハードな運動や成長期の子供などは必要に応じて摂取することが大切ですし、不足時は肌荒れ、舌炎、口内炎、目の充血などの症状が現れます。

かつお節、まぐろ生、そば、ハツ、卵、納豆などにも多く含まれますので、ビタミンB2を含む食べ物を取り入れた食生活を心がける際に黒糖を活かすこともお手軽な方法と言えるでしょう。

黒砂糖にはこんな効果が!さまざまな栄養素で健康に役立てよう

黒砂糖には豊富なカリウムやブドウ糖などの効果でさまざまな効果が得られますが、黒糖にはフェニルグルコシドと呼ばれる成分には糖の吸収を抑える働きがあるとされています。

そのため通常の精製された砂糖と比較すると吸収がゆるやかに行われ、急激な血糖値の上昇を防ぐといわれています。この血糖値の急上昇はインスリンの過剰分泌につながりますし、急激な分泌から血糖値の下がりすぎを招くなどの事態を招くとされますので、このフェニルグルコシドの働きは重要です。

さらに漢方では黒砂糖は月経痛や冷え性にも効果をもつ食べ物として薬としても用いられ増すので、これらの症状でお悩みの場合や予防などにもこちらの琉球黒糖を活かしましょう。

まとめ

黒砂糖は広く利用されている砂糖とは違い豊富な栄養成分を含む砂糖であり、日常的に摂取するのであれば黒砂糖がお勧めです。

紅茶などに入れる方法が簡単な黒糖の摂取方法ですが、お菓子や料理、黒砂糖を使ったレシピなども置くありますので、日々の食生活に取入れることで多くの健康効果を得ることが可能になるでしょう。

糖分ですので当然過剰に摂取することは悪影響も多くありますので、取りすぎない様に注意しながら適切に生活の中に黒糖を取入れることで健康管理に役立てましょう。

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