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アルギニンを含む食べ物の効果と効能

アルギニンは食べ物に含まれるたんぱく質を構成するアミノ酸の一種であり、リジン、ヒスチジンと同様にアミノ基持つ特徴があるアミノ酸で、グルタミン、アスパラギンと同じく体内で作れる非必須アミノ酸です。

アルギニンには成長ホルモンの分泌促進、血流促進、筋肉増強、免疫力向上、精力増強などの効能や効果があり、栄養ドリンクやエナジードリンクにも配合されます。

また、ごまや大豆などの食べ物にアルギニンが含まれており、アルギニンの効果のひとつである血行促進効果はアンチエイジングや美容、美肌、疲労回復につながる効能だとも言えるでしょう。

このアミノ酸の一種であるアルギニンはサプリメントではL-シトルリンと共に配合されていることが多く、効能や効果として挙げられるのが成長ホルモンの分泌を促し、子供の身長を伸ばすとも言われています。

日々の食生活でのアルギニンを含む食べ物の摂取や食品の摂取が望まれますが、アルギニンサプリの活用なども視野にいれて検討したい所でもあります。

今回はアルギニンと食べ物、それぞれの食品の種類や含有量などとともに、アルギニンの効能や効果、栄養素の働きと成長、身長、美容、美肌、健康などに期待する効果があるのかを確認していきましょう。

目次

アルギニンとは?多く含む食べ物は結構多くある

アルギニンは食べ物に多く含まれるアミノ酸のひとつで体内で作ることのできる非必須アミノ酸ですが、一方体内で作ることができずに食品や食材などのさまざまな食べ物からの摂取が必要である必須アミノ酸には、トリプトファン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジンなどがあり、それぞれ効能や効果が違ってきます。

安眠につながるトリプトファンの摂取や肝機能を向上させるリジンなど、自身の体調に合わせたこれらアミノ酸の摂取や必須アミノ酸を多く含む食べ物の摂取が望まれます。

アルギニンは体内で合成されるものの、成長期や乳幼児期などは必要なアルギニンの量を体内で合成することができないことが多いので準必須アミノ酸とも呼ばれ、そうした時期は特にアルギニンは食べ物や食品からの摂取が必要になってきます。

この成長期などの時期には心身ともに成長する時期でもありますし、身長や筋肉の発育などに大きな影響を与える成長ホルモンの分泌を促進させるアルギニンの効能から、特に意識してアルギニンの摂取を心がける必要が高いとも考えられます。

では、アルギニンはどんな食べ物や食品に多く含まれているのでしょうか?

アルギニン食べ物を日々の食生活に取り入れよう

老化防止、アンチエイジング、血流改善、疲労回復、精力増強などさまざまな効能を持ち、それぞれの効果が期待できるアルギニンですが、幅広い食べ物や身近な食品に多く含まれています。

これらの食材を日々の食生活に活かすことは、さまざまな身体的や肉体的なメリットを得られることにもつながりますので、以下でまとめてあるアルギニン食べ物ランキングを確認し、それらの食べ物を取り入れたレシピや調理方法を日々の食事メニューや食生活に取り入れましょう。

特に成長期のお子さんをお持ちの場合には、子供の身長の伸びや筋肉の発育などにも大きな影響を及ぼすと言われていますので、成長の具合や栄養バランスを考えながらの適切なアルギニンの摂取が必要です。

以下ではアルギニン食べ物に含まれる、他の栄養素の働きも合わせて確認していきますので、健康状態の改善や子供の成長促進に役立てましょう。

食べ物の中でも肉類の豚、牛、鶏などは全般的にアルギニンが豊富に含まれていますが、豚ゼラチンには特に豊富なアルギニンが含まれています。

そもそも豚ゼラチンとは、豚の皮から取り出した豚由来のコラーゲン成分であり、美容や美肌に効果が高いとされています。

また、パウダー状にしたコラーゲンなどが販売されていますので、さまざまなレシピに応用が可能ですしスープや飲料、煮物などに追加するなど幅広く活用することが可能です。

この豚ゼラチンの摂取は食べ物からのアルギニンの簡単な摂取方法として抑えておきたい食べ物のひとつです。

ゼラチンは豚以外にも牛、鶏、魚などの食品からもコラーゲン成分をとることも多く、豚ゼラチン同様に美容や美肌に良いことは広く知られています。

アレルギーなどに注意しつつ、コラーゲンの粉末などをお好みで日々の味噌汁やお茶などに混ぜる方法だと継続的に簡単にできる美容方法とも言えるでしょう。

またビタミンCと一緒に摂取することでコラーゲンが効率よく吸収できるので、摂取の際はレモンや柚子、ピーマン、パプリカなどと一緒に摂取するとより美容効果を高めることにつながります。

  • 豚由来のゼラチン、コラーゲン
  • ビタミンCと一緒に摂取
  • 美容、美肌

かつお節は凄い!必須アミノ酸が豊富でアルギニンも含む食べ物

削る前のかつお節

鰹節は出汁のイメージが強く特に栄養素を気にしたことがない方も多いかと思いますが、鰹節にはアルギニンをはじめ必須アミノ酸が豊富に含まれており、全ての必須アミノ酸を含む食べ物とも言われています。

アミノ酸はたんぱく質の構成物質ですので、それらを豊富に含む食べ物の鰹節は良質なたんぱく質を持つと言えますし、アルギニンの含有量も高い食べ物と言えるでしょう。

日本ではごく日常的に当たり前のように口にすることの多い鰹節ですが、そもそもはカツオの身を加工したもので栄養が豊富であることは想像が付きますが、ビタミンやミネラル、カルシウム、DHA、イノシン酸など多くの栄養素を含む栄養価の高い食べ物です。

昆布に含まれるグルタミン酸などとの相性も良く、幅広いレシピで出汁を中心にさまざまな形で活用することが可能な鰹節ですので、いろいろと活用していきましょう。

  • お肌の潤い、保湿
  • 脳の活性化
  • 成長促進
  • 出汁、味噌汁、おかか、おにぎりなどのレシピ

かつお節の栄養素とそれぞれの効果、効能

かつお節には湯葉やぶたゼラチンに負けず劣らずの含有量の高いアルギニンが豊富な食べ物で、味噌汁の出汁や和食の基本的な出汁として使われることが多いですが、料理に鰹節を振り掛けることで仕上げる簡単なレシピや利用方法なども多く存在します。

おにぎりの具としてのおかか、オクラやブロッコリー、キャベツやごぼうなどと和えると非常に美味しく頂けることからも手軽な食べ物の一つと言えるでしょう。

栄養面から考えると旨み成分であるイノシン酸、 アミノ酸の結合体であるペプチド、カリウム、リン、タンパク質、ナイアシン、亜鉛、マグネシウムなどが、かつお節としての加工処理前の生の状態よりも含有量が高くなっており、特にミネラル分が豊富に含まれることが際立ちます。

そんな鰹節の注目すべき成分でもあるペプチドには、疲労回復効果や集中力向上などの効果がありながら、セレンやビタミンB12などの栄養素も豊富に含まれる栄養満点の食材の一つです。

鰹節を普段からそのまま食べる機会は少ないですが、アルギニンを含むこともあり習慣的に食したい食べ物と言えるでしょう。

豊富なカリウムは塩分排出、高血圧の予防効果をもつ

アルギニン食べ物としてのかつお節ですが、カリウムも豊富に含まれて居ます。このカリウムには体内の余分な塩分を排出する働きがあり、高血圧の予防やむくみの防止に役立つミネラルのひとつです。

また、筋肉の収縮を正常に保つ働きもあり重要な役割を持ちますが、多くの食べ物にカリウムは含まれているので摂取するのに苦労することは少ないでしょう。

カリウムの含有量(100g辺り、単位) 食品別の栄養素含有量一覧
パセリ 1,000mg よもぎ 890mg アボカド 720mg
ひきわり納豆 700mg こんぶ 5,300mg とろろこんぶ 4,800mg
あおさ 3,200mg わかめ 5,200mg にんにく 530mg
納豆 660mg しそ 500mg アマランサス 600mg

リンは歯や骨の形成に重要な役割を持つミネラル

リンはカルシウム同様に歯や骨の形成に重要なミネラル分で、カルシウムとともに骨を形成する働きを持ちます。

そのため、リンが不足することにも問題が見られ適切なリンの摂取が必要ですので毎日の食事からの摂取が望まれますが、多くの食品に含まれる食品添加物などにリンが多く含まれるので、インスタント食品や冷凍食品などの多用ではリンを過剰摂取しすぎることがあるので注意が必要です。

リンを多く含む食べ物はこちら

  • 牛レバー
  • するめ
  • イワシ
  • 玄米

リンの過剰摂取はカルシウムの吸収を邪魔する悪影響がありますので、インスタント食品の多食は控えるほうがよいでしょう。

リン含有量ランキング、TOP10 (100g辺り)
順位 ジャンル食品名含有量
1位調味料及び香辛料類<その他> ベーキングパウダー3700mg
2位魚介類うるめいわし 田作り2300mg
3位魚介類うるめいわし 煮干し1500mg
4位魚介類まいわし たたみいわし1400mg
5位魚介類きびなご 調味干し1200mg
6位魚介類あんこう 煮干し1200mg
7位魚介類さくらえび 素干し1200mg
8位魚介類まさば さば節1200mg
9位穀類その他 小麦はいが1100mg
10位魚介類加工品 するめ1100mg
出典 : 文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会
日本食品標準成分表2010のデータより抜粋
url : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量

ナイアシンは糖質、脂質、タンパク質の代謝効果をもつ

かつお節に豊富に含まれるナイアシンは糖質、脂質、タンパク質の代謝効果をもつ補酵素としての働きをもち、美容や健康に非常に良い働きをもつビタミン類のひとつです。

熱に強い特性を持ちますので加熱調理や加工などでも失われることも少ないので摂取しやすい栄養素ともいえますし、含有量の高い食べ物をスープや煮物などにできる点も幅広いレシピに対応する食材として使い勝手のよい栄養素です。

  • たらこ
  • マサバ
  • 若鶏(胸肉、皮)

高野豆腐は栄養が豊富!アルギニン含有量も高い

高野豆腐の煮物、お吸い物

100gあたり530kcalと高カロリーである高野豆腐は、とても栄養価が高くアルギニン以外にも幅広い栄養素を含んでいる食べ物です。

味噌汁や煮物、離乳食にから揚げなど、さまざまなレシピに対応できる食べ物で大豆食品でもありますし、そもそも高野豆腐は豆腐を凍らせ、熟成、乾燥させた物で、保存食として古くから親しまれてきた歴史深い食べ物です。

食品は熟成させることで栄養価が高まったり、乾燥させることで凝縮したりと、栄養素の効能や効果がよりよくなる場合がありますが、この高野豆腐もそうした食べ物の一つとして挙げられるでしょう。

アルギニン、ビタミンE、大豆イソフラボン、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛など多くの栄養素と豊富なミネラル分を含んでいますし、高野豆腐は凍らせることで通常の豆腐よりも栄養価が高くなっている所も面白い食べ物です。

豆腐が健康や体に良いことは知られていますが、それ以上に高野豆腐も体に良い食べ物ですのでアルギニンの摂取の為にも是非とも食しましょう。

  • 筋肉増強、たんぱく質あ、アミノ酸の摂取
  • カルシウムの摂取、骨の強化、骨粗鬆症の予防、精神安定
  • 肥満予防、ダイエット効果
  • 美容や美肌

大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをもつ

大豆イソフラボンは主に大豆や大豆を加工した食材に多く含まれる成分で、女性ホルモン、エストロゲンに似た働きを持ち、更年期障害対策に効果を持つと言われています。

また骨粗鬆症の予防効果も高く、日々大豆製品を食べることは健康につながる習慣ですので、豆腐や納豆など手軽な食べ物を日々の食生活に取り入れるといい効果が得られるでしょう。

  • 納豆
  • 豆腐
  • 油揚げ

ビタミンEは強い抗酸化作用をもつ!体内の活性酸素を撃退

高野豆腐には豊富なビタミンEが含まれており、このビタミンEには強い抗酸化作用があることで知られています。

抗酸化作用は美容や健康に欠かせない働きで、若返りやアンチエイジングに重要ですし体内に発生する活性酸素を消去する効果を持ちます。

  • うなぎ
  • モロヘイヤ
  • アーモンド

この働きは細胞を傷つける活性酸素の害を排除することになりますので、美肌効果や老化防止効果につながる重要な効能ですが、ビタミンEは多くの食べ物に含まれる栄養素ですので日常的な摂取が求められます。

食品別ビタミンE含有量(100g辺り、mg) 食品別の栄養素含有量一覧
あんこうのきも 13.8mgすじこ 10.6mgキャビア 9.3mg
たらこ(生) 7.mg赤ピーマン 4.3mgかぼちゃ 4.7mg
ひまわり油 38.7mgアーモンド 29.4mg落花生 10.6mg
かずのこ 5.1mgマヨネーズ 14.7mgにじます 5.8mg

落花生(ピーナッツ)の栄養価と効能!豊富な脂質とアルギニン

落花生はピーナッツとしても知られ、食べ過ぎると鼻血が出る、吹き出物が多くなるなど言われますが、特に根拠が無く、あまりにも過剰に摂取しすぎなければ特に問題ないとされています。

これらとは違ってピーナッツはアレルギー物質として注意が必要で、アレルギーを持っていなければ豊富に含まれる栄養素を摂取するのに重宝する食べ物と言えるでしょう。

ナッツ類や種実類には多くの脂質が含まれて居ますし、100g辺りのカロリー量は580kcal程度と高カロリーでもありますので、食べ過ぎや過剰摂取などによる肥満や高コレステロール状態には注意が必要です。

亜麻仁油の効能と効果!オメガ3脂肪酸のα-リノレン酸が凄すぎる

しかし、脂質成分であるオレイン酸やリノール酸は細胞膜としての役割や脳の活性化など非常に重要な働きを持ちますし、ビタミンやミネラルも豊富、少量でもしっかりと栄養素を摂取することができる食品、アルギニンを含む食べ物とも言えるでしょう。

ピーナッツの主な効能

  • 抗酸化作用
  • 老化防止
  • 脳機能の向上
  • 抗ガン作用
  • 美肌

落花生は不飽和脂肪酸が豊富で生体膜や細胞膜への効果が高い

脂肪酸には飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸などがありますが、落花生には多価不飽和脂肪酸や一価不飽和脂肪酸が含まれて居ます。

含有量は一価不飽和脂肪酸の方がやや高いですがバランスよく摂取できる点は落花生のよいところで、この脂肪酸はコレステロール値を下げる働きがありオリーブオイルなどに多く含まれます。

また、多価不飽和脂肪酸にはリノール酸やリノレン酸などがあり、動脈硬化の予防などに効果がありDHAやEPAなどは広く知られていますが、この多価不飽和脂肪酸に分類される脂肪酸のひとつです。

こうした脂肪酸は細胞膜に存在したり神経伝達物質の活動を円滑にする働きがありますので、子供の頭脳向上や記憶力の向上にDHAやEPAが効果を発揮するといわれていますが、この細胞膜の脂質を健全に保つのに落花生に含まれる脂肪酸も活用するといいでしょう。

  • オリーブオイル
  • 亜麻仁油
  • ごま油
  • しそ油
  • なたね油
  • ナッツ類(アーモンド、クルミ、カシューナッツ)

落花生にはカリウムが豊富!高血圧の予防やむくみ対策に

カリウムはミネラルの一種でありさまざまな食品に含まれますが、その効能は体内の余分な塩分の排泄に効果をもち、塩分の取りすぎを原因として起こりえるむくみや高血圧などの症状の改善に効果を発揮します。

里芋やほうれん草など、たけのこなどに多く含まれますが、他の多くの食品に幅広く含まれるので日々の食事での摂取に困ることはありませんが、塩分過剰な食生活を送っている場合は意識的にカリウムを多く摂取するように心がけるといいでしょう。

また、カリウムは腎臓で処理されますので、腎機能の低下時にはカリウムの摂取を制限する必要もありますので注意が必要ですが、通常特に病気などを伴っていないのであれば適切に摂取する習慣を持ちましょう。

カリウム含有量の高い食品はこちらです。

  • 里芋
  • ほうれん草
  • たけのこ
  • バナナ
  • 納豆
  • 切干大根

落花生のビタミンEは抗酸化作用があり、老化防止や美容に効果的

アーモンドなどにも多く含まれるビタミンEですが、落花生、ピーナッツにも豊富に含まれて居ます。

このビタミンEには強い抗酸化作用があり、体内で発生した活性酸素を消去、除去する効果が高く、この活性酸素を原因とする老化や細胞の酸化の防止に役立ちます。

体内のさまざまな部位、心筋や肝臓、筋肉などの生体膜に存在し、リン脂質を酸化から守り健全に保つことで障害や老化の予防につながりますし、動脈硬化の予防にも効果的な働きを持ちます。

ごまにはセサミン、カルシウム、鉄分などが豊富

ごまは小さな一粒の中にさまざまな栄養素を含み豊富な効能や効果が在る食べ物です。

ごまたれや胡麻和えなど親しみのあるレシピも多くなにげに身近な食べ物でもありますし、アルギニンをはじめ、カルシウム、鉄分、ビタミンE、ゴマリグナン、アントシアニン、セサミンなどアルギニン以外にも多くの栄養素を含有しています。

これらごまの栄養素にはこちらの『ごまの栄養素にビックリ!多くの効果がこの小さな1粒に秘められていた!』でも説明していますが、ダイエット効果や老化防止、肝機能の向上などの働きを持ちますのでアルコールの摂取習慣を持つ方などには最適な食べ物でもあります。

またカルシウムの含有量も多く、特に成長期に必要となる時期などにはカルシウムの摂取元としてゴマを活用するのも丈夫な骨、歯の形成、精神状態の安定などに役立てるために効果的です。

  • 脂肪の分解
  • 老化防止
  • アンチエイジング
  • 肝機能向上
  • 便秘の解消
  • 冷え性
  • 骨の強化

ごまにはアルギニン以外にもセサミンも含む

ごまは小さな粒に豊富な栄養素とさまざまな効果や効能を持つことで知られていますが、代表的なごまの栄養素としてセサミンが挙げられます。

このセサミンはポリフェノールの一種で強い抗酸化作用をもち、LDLコレステロール(善玉コレステロール)の酸化を防止する働きがあります。

このコレステロールは体内ではHDLとLDL(悪玉と善玉)がありますが、このバランスが乱れると良くないのでLDLコレステロールを多くしておくことが理想的とされ、セサミンの働きはこのコレステロールのバランスがよい状態を作り出すのに役立ちます。

また、セサミンは肝機能の強化やガンの予防、老化防止に効果を持ちます。

  • 穀物
  • 種実類

ごまにはカルシウムが豊富!骨や歯の成長に

ごまは豊富なカルシウムが含まれている食べ物ですので、日々のカルシウム源として食生活に取り入れることで、子供の成長期に必要量が高まるカルシウムの摂取や、骨密度の維持や改善、骨粗鬆症の予防や対策につながります。

  • どじょう
  • 干し海老
  • 牛乳
  • プロセスチーズ
  • 木綿豆腐

どじょうや干し海老などにもカルシウムは豊富に含まれますが、ごまは摂取が簡単であり手間もそれ程かからないレシピが多くとても便利ですので、日々の食事に活用しましょう。

また、カルシウムは神経の働きや筋肉の働きにも重要な役割を持っていますので、ごまに限らずともカルシウムを多く含む食べ物の摂取は非常に重要です。

カルシウム含有量ランキング、TOP10 (100g辺り)
順位 ジャンル食品名含有量
1位魚介類加工品 干しえび7100mg
2位魚介類加工品 がん漬4000mg
3位調味料及び香辛料類にんにく類 粉2800mg
4位魚介類うるめいわし 田作り2500mg
5位調味料及び香辛料類<その他> ベーキングパウダー2400mg
6位魚介類うるめいわし 煮干し2200mg
7位魚介類さくらえび 素干し2000mg
8位魚介類加工品 つくだ煮1800mg
9位調味料及び香辛料類タイム 粉1700mg
10位種実類けし 乾1700mg
出典 : 文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会
日本食品標準成分表2010のデータより抜粋
url : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量

鉄分は赤血球を作り酸素の運搬に!貧血予防にごまの摂取を

貧血は多くの女性の悩みでもありますが、ごまには豊富な鉄分が含まれるのでカルシウムやセサミンなどとともに鉄分の摂取にも効果的な食べ物です。

鉄分は体内では肝臓や脾臓などの臓器に貯蔵され、血中の状況に合わせれ利用されますが、摂取時の吸収率は低いものの鉄分は再利用されるミネラル分でもあります。

しかし女性は一定量の鉄分が失われるので、日々の食事の中で鉄分の多い食材や食べ物を意識的に多めに摂取する必要がありますので、ごまを使ったレシピなども摂取すると鉄分不足を補えます。

  • 豚のレバー
  • アサリ
  • ひじき
  • 小松菜

大豆と言えば大豆イソフラボン!他の栄養素も豊富な食べ物の一つ

大豆を使った代表的な食べ物には豆腐に豆乳、ハンバーグ、水煮、サラダ、味噌納豆、醤油などがあり、幅広い調味料やレシピに対応する食べ物でとても栄養素が豊富なことで知られています。

特に大豆イソフラボンは女子ホルモンに似たエストロゲンのような働きを持つ栄養素で、男性には薄毛対策にも効果があるとも言われています。

高齢化してくるとホルモンバランスが乱れ更年期障害の原因ともなることが男女共にありますが、そうした各種症状の対策として大豆を使った食品は効果的です。

また、アルギニンも豊富に含まれる食べ物なので、子供の成長にも大きく役立つのが大豆であり、一部大豆アレルギーを持っている場合を除いては日々の食卓に豆腐や冷奴、味噌汁の具などで簡単に取り入れられる点も食べやすい点です。

  • 女子ホルモン
  • 更年期障害対策
  • バストアップ
  • 成長期、身長、体重
  • 薄毛、育毛対策
  • 美容効果

くるみの栄養成分と効果!食べ過ぎに注意が必要

くるみはアーモンドやカシューナッツと同様に人気のナッツ類の一つで、含有する栄養素が豊富な食べ物でもあります。

ナッツ類はピーナッツもそうですが、栄養成分が豊富に含まれていることが多く、脂肪なども多く含有している食べ物ですので食べすぎには注意が必要ですが、適切な摂取量で食す分には幅広い栄養を摂取できる貴重な食品です。

こちらの記事『くるみ(胡桃)の栄養と効果』でも説明していますが、くるみ(胡桃)には豊富なタンパク質(アルギニンも含む)、銅やマンガンなどのミネラル分も豊富、リノール酸やリノレン酸の必須脂肪酸など、さまざまな栄養素を持ち健康効果も高いとされるのがくるみの特徴でもあります。

筋肉増強や肉体疲労の回復、貧血防止や老化防止、脳機能の向上や薄毛予防など幅広い効能が期待できますので、おつまみに数粒食す習慣を持つだけでも効果が期待できるでしょう。

アーモンドの栄養素と効果!抗酸化作用が高く美容効果が期待できる

アーモンドにはビタミンEやマグネシウム、亜鉛、ミネラルバランスが良く抗酸化作用をもつオレイン酸などの脂肪酸も多く含まれている食べ物です。

チョコレートや洋菓子、粉末をミルクに混ぜる、そのままボリボリ食べる食べ方が多いですが、とても栄養価の高い食べ物ですし、アーモンドは特に美容効果、抗酸化作用や美肌効果が期待できるため、一日数粒を食べる習慣をもつ女性も多く、天然のサプリメントとも呼ばれるほどの高い栄養価を持ちます。

アーモンドの過剰摂取は肥満や太ることにつながりかねませんので、ダイエットを心がける際には食べ過ぎに注意が必要ですが、蓄積しにくい脂肪酸でもありますので太りにくい食品ともいえるかもしれません。

アルギニンを多く含む食べ物、湯葉の栄養素とは?

湯葉は栃木県の日光の生湯葉が有名ですが、京都料理や海瀬気料理などでも使われる高級食材でもあり、湯葉の中でも特にアルギニンの含有量が高いのは干し湯葉になります。

干し湯葉は湯葉を乾燥させた食べ物ですので水で戻して煮物や刺身、サラダ、鍋、味噌汁、お吸い物など幅広い食べ方やレシピに対応する非常においしい食べ物です。

代表的な湯葉料理と言えば生湯葉や湯葉豆腐などもありますが、この湯葉には植物性タンパク質、多価不飽和脂肪酸、食物繊維などが含まれます。

大豆由来の食べ物ですので大豆イソフラボンも豊富に含有しており、女性ホルモンの分泌などに大きく関与する働きを持ちます。

多価不飽和脂肪酸ではα-リノレン酸やエイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)なども含まれており、これらの脂肪酸は脳細胞に重要な役割を持っていますので、適切な量の継続的な摂取が重要です。

そのため、頭がよくなるなどとして宣伝広告されることも多く、EPA、DHAが多価不飽和脂肪酸であることの理由の一つです。

この湯葉もアルギニンが豊富に含まれるアルギニンの食べ物であり、含有量はやや多めで湯葉のカロリー量も100gあたり231kcalほどあるのでやや高カロリーの食材とも言えるでしょう。

車海老もアルギニンを多く含む食べ物の一つ

アルギニンは魚介類全般に多く含まれる栄養素ですが、車海老には特に多くのアルギニンが含まれています。

車海老は塩焼きや刺身、天ぷら、エビフライなどのレシピが人気な食べ物で、ネット通販でも天然物や養殖物などが幅広く販売されています。

藻類、貝類、小魚を食べる習性をもち、逆に天敵は主にクロダイ、マゴチ、タコなどに食べられる恐れがあり、栄養面から見るとアルギニンを2000mg程含むほか、タンパク質、セレン、ビタミンB12の含有比率が高く、独特の食感が非常においしい食べ物です。

セレンには過酸化物から体を守る役割があり、抗酸化作用をもつ酵素の構成成分でもあります。重要な役割をもつセレンですが土壌に関連する成分でもあり、日本国内では通常の食生活であれば不足することはほぼ無いと言われています。

水銀や砒素などの毒性をもつ成分の毒性を軽減させる効能もありますので、適切な摂取が望ましいでしょう。

お寿司の定番、人気のマグロもアルギニンが豊富

アルギニンは魚介類の食べ物に多く含まれますが、マグロにもアルギニンが豊富に含まれています。

マグロはお寿司の定番の材料であり食べ物でもありますし、人気の寿司ネタでアルギニン摂取を考えた際の便利な魚類の食べ物のひとつとも言えるでしょう。

マグロは少量の水銀を含むとして危険視するきらいもありますが、含有栄養素は非常に豊富で、タンパク質、リン、鉄分、カリウム、セレン、ナイアシン、ビタミンD、B6、B12などの含有比率が高くなっています。

脂質の代謝や糖質の代謝に関わる働きをもつナイアシンは、ダイエットを目指す方には重要な栄養素ですし、カリウムなどは体内の不要な塩分の排出に効果を発揮しますので高血圧やむくみ対策に有効なミネラルです。

マグロにはアルギニンも高い含有量で含まれるため、是非とも食べたい食べ物のひとつです。

しらす干しは離乳食にも薦められアルギニンも栄養素も豊富

しらす干しは釜揚げしらすなどが有名ですが豊富なアルギニンが含まれる食べ物で、離乳食の食材としての使い勝手の良さや栄養面から離乳食に使われることの多い食材の一つでもあります。

いつから離乳食として利用されるのかというと離乳食初期、中期としっかりと塩抜きをするなどの手間を掛けることで幅広いレシピに対応できるのがしらす干のメリットです。

冷凍保存も利きますし、アルギニンはじめ栄養素も豊富に含まれることから通常時にも食したい食材の一つです。

含有栄養素は特に目を引くのが豊富なカルシウム量、カルシウムは子供の発育にとって非常に重要な役割を果しますし、骨や歯の基本構成物質としても重要な役割を持ちますので、育ち盛りの赤ちゃんに特にとって欠かせない栄養素の一つです。

またアミノ酸類も豊富に含み、たんぱく質、ビタミンB1、B2なども豊富に含まれますので糖質の代謝を高める効果などが期待できます。

アルギニンを多く含む食べ物、食品は他にも多くある

ここまで挙げてきたアルギニンの食べ物や食品は含有量も多く他の健康効果も多くありますが、他の多くの食べ物にもアルギニンを多く含むものがあります。

桜えびの栄養素と成分の効果!子育て時に重要なカルシウムが豊富

しばえび、油揚げ、しゃこ、豚ロース、牛ひき肉などもアルギニンを摂取する時におすすめの食べ物ですので、意識的に日々の食生活に取り入れることで日常的な摂取が可能になるでしょう。

アスミールは子供の成長に必要なカルシウム量が豊富

子供の成長に必要な成長ホルモン、その成長ホルモンにとって重要なのが亜鉛、プラセンタ、そしてアルギニンです。

アスミールにはこれら子供の成長に必要な栄養素がふんだんに含まれており、吸収しやすいカルシウムに吸収率を高めるビタミンも配合し、成長期のお子さんの健全な成長に必要な栄養素の摂取につながります。



まとめ

これらの食べ物のアルギニンはアミノ酸の一種であり、筋肉の発育や身長の伸びなど子供の成長期におけるアルギニンの摂取はとても重要です。

また、子供の成長期ならず老化防止、アンチエイジング、血流改善、疲労回復、精力増強などの効果もあるのでアルギニンを含む食べ物、食品の継続的な摂取はさまざまな効果がえられます。

日々の食生活にこれらアルギニンを豊富に含む食べ物、食品を取り入れ成長や健康に役立てましょう。

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