自己管理はダイエットや生活の中での必須事項だが、逆に自己管理をすることで実現できる無理に我慢しないダイエット方法にも必須事項でもある事がおもしろい。
ダイエットには我慢がつき物です。
食事を我慢したり運動を我慢しながら続けたり、好きな食べ物を我慢する時も友達との外食も我慢が必要かも知れません。我慢し過ぎてストレス過剰になってしまい精神状態が乱れてしまえば、それはそれで仕事や家族等に対する別の我慢も出てくるでしょうし、こうなっては最早我慢の連鎖が起きかねません。
その様な状態を避ける為にも、しっかりとした自己管理を行う事で我慢しないでできるダイエット方法について考えてみます。
我慢とは？
耐え忍び自分自身を抑制すること等が現在では我慢と考えられているが、古くは仏教の言葉で七慢の一つで思い上がりの心の事を我慢と言っていたが現在では先に述べたような意味合いで使われる事が多い。
思い上がりの心とは言わないが、自分の考えや思い、習慣や自分の形等から外れる行為をする時に我慢などが生じる事が多く、特に自分にとって負荷が掛かる場合やデメリットがある場合などに多くの我慢が必要とされている。
我慢をするからにはその原因があり、お腹が空いているのに食べられ無い状況や真面目にやっているのに怒られる等も我慢が必要ではありますが、前者はお腹が空いているのが自己の都合で食べられないのが外的要因、後者は真面目にやっていると思っているのが自己の都合で怒られる事が外的要因です。
この例で考えると自己の都合があることによって我慢が生じています。
お腹が空いていない状態で食事ができない事は苦にはなりませんがお腹が空いて来る事によって食べたい欲求に対する我慢が必要になって来ます。
また、仕事をしている上で怒られる事は当然の事ですが自分自身では真面目にやっていると思っているので怒られた場合は我慢が必要になって来ます。何をもって真面目とするかは人それぞれですし、真面目さと仕事のできとは別問題ですので時には怒られる事もあるでしょう。
これらを理解することが我慢を理解することでは重要です。
我慢強い人は凄いと思います。
社会の中では我慢しなければさまざまな問題を起こしてしまう事も多く、健全な職場環境や家族環境を送るにはお互い我慢し合う事がとても大切ですし、譲り合いであり分かち合いでもでもあるでしょう。
しかし我慢ばかりしている人も居ますが必要の無い我慢は寧ろストレスをうむだけですのでうまく解消するか我慢しない方法を探すかしなければ永遠と我慢とストレスに苦しむ事になってしまいます。
人間は良くできた物で多少の状況であれば慣れてきますので余程の事が無い限りは問題ないでしょうが、時には慣れない状況や状態でこのまま我慢が続くのかと未来に不安を抱きつつ漠然とした未来に押しつぶされてしまう方も居ますし、精神的に参ってしまう場合もよくあります。
我慢強い事は大切ですが、我慢しないですむ環境や思考作りを行う事も大切でしょう。
話がそれていましたが本題のダイエットと我慢の関係です。
ダイエットにつき物の我慢と言えば食事と運動でしょう。痩せたい目的を実行する為には日々の食事を管理する必要性が出てきますし、適度な運動や時にはハードな運動をし脂肪の燃焼等を促す必要性もあるでしょう。
こうしたダイエット方法による疲れや面倒臭さや時間の拘束、満足感の得られない食事等が我慢を必要とする要素だと思います。
これら我慢の元である疲れや面倒臭さや満足感等の我慢が無くなればいいのですが、どうしても痩せたいと思う心よりも食べたい欲求の方が強かったり、運動したくない考えの方が強かったりとシーソーの様にダイエットへの意思が軽い状態になっているのだと思います。
そこでいっそダイエットと言う考え方を捨てて、自己管理を行う習慣を考える事にします。
別に痩せるとか我慢とかは考えずに、例えば健康を中心とした自己管理でもいいですし、睡眠を中心とした自己管理でもいいでしょう。節約や貯金を目的とする自己管理も大切ですし、彼氏や彼女等の異性を意識した自己管理でもいいでしょう。
なんでもいいので自己管理しようかと思う項目を考えて下さい。
ここで重要なのがしっかりと自己管理を行う事です。
ダイエットでなくてもかまいませんので自分で決めた項目を実現すべき自己管理方法をしっかりと考えた上で、日頃の習慣の中の改善点をあぶり出しておき修正し継続して管理していきます。
自己管理をすることが目的ですのでそこに重点を置いて行きます。
人間は行動から意識が作られる場合があります。
頭で考えているより行動しろって言う言葉は同じような意味合いを持っており、考えていても何も始まりませんので小さな事でもいいから前に進むことです。
少し前になるのですが自分の生活に関する金銭的な見直しを行ったのですが、生活を見直した事によってかなりの節約を実行することができました。これはそれまでの習慣が当たり前になっていた状態を見直し、問題点をあぶりだして改善していった結果であり、その方法を現在も継続しているがゆえに達成した目標ですし、その目標を達成することができたのも自己管理の賜物です。
別に節約をできたから何？って感じでもありますが、そうやって自己管理をしている内に自分自身の食事や生活の習慣に変化が訪れてきたのです。節約と連動している部分もありますが、関係ない部分でも意識が変化したと自分自身では感じています。
節約と言っても絶食したり食事を抜いたりしているわけではありません。普通の生活を普通に送りその中で抑えられる出費は抑えていただけなのですが、出費や値段を意識している内にその中で適度に食事を管理する習慣や癖が付いてきたのだと思います。
結果値段も抑える事に成功しましたが、食事量や間食の回数などがある程度少なく調整されました。それと、適度な運動も心がけるようになったのです。ホント気持ち程度の運動ですが無理なく継続的に実行している状態です。
現在のダイエット効果としては微々たる物ですが、気持ちの変化と行動の変化は大きく実感しています。
まずはなんでもいいので自己管理を行ってみましょう。
すべては行動することから始まります。自分なりの課題や目標を見つけその目標に関する生活の中での改善点を見つけ改善していく、これだけでいいと思います。
これで劇的気に痩せる事がありえませんが、負担無く自己管理を行う感覚がしっかりと身に付いたころにでも本格的にダイエットに移行するなりすればいいので、まずは何かしらの自己管理を始めることをおすすめします。
効果が見えやすい課題だとモチベーションの維持にも繋がりますので長続きしやすいですが、重要なのは無理なく継続できる自己管理です。
自分なりに目標を考えてみてはいかがでしょうか？