千葉県千葉市稲毛区は千葉のさつまいも農園、浅間神社の神楽などの観光資源を持つ地域ですが、人口の増減率や減少、今後の予測などからさまざまな問題がみられます。
以下では、千葉市稲毛区で起きている人口変動の推計を総人口、年少人口、生産年齢人口、老年人口の４区分にて確認し、これまでの状況と今後の予測から課題を確認して行きたいと思います。
千葉県千葉市稲毛区は千葉のさつまいも農園、浅間神社の神楽などの観光地がある地域ですが、全国各地で問題視される人口変動や増減による悪影響を確認しておきたいと思います。
以下の情報は、RESAS（地域経済分析システム）を加工して作成おり、全国各地の都道府県、市町村ごとの人口増減の推移をまとめておりますが、人口構成に関するコメントは各データを元にシステム的に出していますので不自然な点はご了承下さい。
| 年 | 人口 | 増減(人) | 増減(％) |
| 1995年 | 150657人 | 0％ | |
| 2000年 | 147672人 | ▲2985 | ▲1％ |
| 2005年 | 149685人 | 2013 | 1％ |
| 2010年 | 157768人 | 8083 | 5％ |
| 2015年 | 159197人 | 1429 | 0％ |
| 2020年 | 162225人 | 3028 | 1％ |
| 2025年 | 159867人 | ▲2358 | ▲1％ |
| 2030年 | 156201人 | ▲3666 | ▲2％ |
| 2035年 | 151683人 | ▲4518 | ▲2％ |
| 2040年 | 146833人 | ▲4850 | ▲3％ |
千葉県千葉市稲毛区の総人口はこれまで継続的な増減の変動は見られませんが増減率や増減幅は大きくありませんが注意が必要で、2040年には1995年比で3824人程の減少で3％程度の人口減少が予想されます。
| 年 | 人口 | 増減(人) | 増減(％) | 総人口比 |
| 1995年 | 23134人 | 0％ | 15％ | |
| 2000年 | 19592人 | ▲3542 | ▲15％ | 13％ |
| 2005年 | 19060人 | ▲532 | ▲2％ | 12％ |
| 2010年 | 20201人 | 1141 | 5％ | 13％ |
| 2015年 | 20669人 | 468 | 2％ | 13％ |
| 2020年 | 20113人 | ▲556 | ▲2％ | 13％ |
| 2025年 | 18223人 | ▲1890 | ▲9％ | 12％ |
| 2030年 | 16486人 | ▲1737 | ▲9％ | 11％ |
| 2035年 | 15671人 | ▲815 | ▲4％ | 10％ |
| 2040年 | 15208人 | ▲463 | ▲2％ | 10％ |
千葉県千葉市稲毛区の年少人口はこれまで継続的な増減の変動は見られませんがこの先は継続的に減少が進む可能性が高いと予想されており、2040年には1995年比で7926人程の減少で35％程度の人口減少が予想されます。
年少人口の減少率が35％とやや高く千葉市稲毛区は人口減少が継続的に進んでいるので、人口減少による消費者の不足、デマンドサイドでは潜在的な経済成長率を低下させるなどの影響が大きく考えられます。
年少人口は2040年には1995年と比て総人口比率で15％から10％程度に減少しており、全国平均は平成28年10月1日現在で12.4％で過去最低を記録していますが、千葉県千葉市稲毛区は10％と今後は全国平均以下への推移が予想されるので危険な状態です。
| 年 | 人口 | 増減(人) | 増減(％) | 総人口比 |
| 1995年 | 113491人 | 0％ | 75％ | |
| 2000年 | 108976人 | ▲4515 | ▲3％ | 72％ |
| 2005年 | 106022人 | ▲2954 | ▲2％ | 70％ |
| 2010年 | 102392人 | ▲3630 | ▲3％ | 68％ |
| 2015年 | 96620人 | ▲5772 | ▲5％ | 64％ |
| 2020年 | 93574人 | ▲3046 | ▲3％ | 62％ |
| 2025年 | 92408人 | ▲1166 | ▲1％ | 61％ |
| 2030年 | 90371人 | ▲2037 | ▲2％ | 60％ |
| 2035年 | 85759人 | ▲4612 | ▲5％ | 57％ |
| 2040年 | 79360人 | ▲6399 | ▲7％ | 53％ |
千葉県千葉市稲毛区の生産年齢人口はこれまでやや減少傾向で推移しこの先は継続的に減少が進む可能性が高いと予想されており、2040年には1995年比で34131人程の減少で31％程度の人口減少が予想されます。
生産年齢人口の減少率が31％とやや高く千葉市稲毛区は人口減少が継続的に進んでいるので、少子化の進行は未来の生産人口や消費人口の低下、出生数の低下にもつながりますので長期的な問題や取り組みが必要となる場合もあります。
生産年齢人口は2040年には1995年と比べて総人口比率で75％から53％程度に減少しており、総人口比率が22％もの減少が予想されますので今後の推移に注意が必要で生産年齢人口不足に注意しましょう。
全国平均は平成28年10月1日現在で60.3％、平成4年で69.8％ですが、千葉県千葉市稲毛区は53％と今後は全国平均以下が予想されるので生産年齢人口不足が予想され危険な状態です。
| 年 | 人口 | 増減(人) | 増減(％) | 総人口比 |
| 1995年 | 14027人 | 0％ | 8％ | |
| 2000年 | 18907人 | 4880 | 34％ | 11％ |
| 2005年 | 24592人 | 5685 | 30％ | 15％ |
| 2010年 | 32215人 | 7623 | 30％ | 20％ |
| 2015年 | 41908人 | 9693 | 30％ | 26％ |
| 2020年 | 48538人 | 6630 | 15％ | 30％ |
| 2025年 | 49236人 | 698 | 1％ | 31％ |
| 2030年 | 49344人 | 108 | 0％ | 31％ |
| 2035年 | 50253人 | 909 | 1％ | 31％ |
| 2040年 | 52265人 | 2012 | 4％ | 33％ |
千葉県千葉市稲毛区の老年人口はこれまでやや増加傾向で推移しこの先は増加が進む可能性が高い状況で、2040年には1995年比で38238人程の増加で372％程度の上昇率での人口増加が予想されます。
長期的に人口が増加している千葉市稲毛区は魅力的な地域ですが、高齢者数が増えることで医療や介護を必要とする人口が増えるものの、介護サービスを担う人材不足などでの困難な状況やサービスの低下、低賃金での過酷な労働などの問題にもつながりやすい状況です。
2040年には1995年と比べて総人口比率で8％から33％程度に増加、老年人口の総人口比率が25％もの増加が予想されますので、今後の老年人口の推移には注意が必要な地域で、全国平均は平成28年10月1日現在で27.3％で過去最高を記録、千葉県千葉市稲毛区は33％と今後は全国平均以上が予想されるので老年人口の増えすぎや50%越えの限界集落への危険性が高い状態です。